グルコサミンは吸収されないは嘘だった?!

2004年に順天堂整形外科大学の黒澤尚教授が中心となって発足したグルコサミン研究会では大変に興味深い研究が行われています。

もともとグルコサミン研究会は薬学、医学、獣医学、栄養学、農学などでエビデンスを取得してグルコサミンを確立させるために設立された機関です。

今は順天堂大学の長岡功教授が引き継いで、ファンクショナルフード学会という名前で機能性食品に対しての研究が積極的に行われています。

私は黒澤教授の存在をインターネットで知ってから、グルコサミンの効力について改めて確信を持つことができました。

グルコサミンが関節軟骨細胞に吸収されると言える明確な理由

まず、グルコサミンに関して否定的な意見を持っている方は、グルコサミンは体内に吸収されないと考えています。

しかし実際のところはそうではありません。

その決定的な理由はグルコサミンの分子構造で証明できます。

グルコサミンはコンドロイチンと違って分子構造がきわめて小さく、細胞レベルで吸収することが可能だからです。

摂取したグルコサミンはN-アセチルグルコサミンに変換されて腸管から吸収されるため、関節軟骨の細胞に取り込むことができます。

たしかに今まではグルコサミンを摂取しても体内に吸収されないだろうし、仮に吸収されたとしても軟骨を作ることはないだろうと否定され続けてきました。

ですが研究が進むにつれてグルコサミンを否定批判し続けてきた人がグルコサミンの可能性を認めてきています。

ちなみにコンドロイチンはムコ多糖類という鎖が連なってできた軟骨に必要な物質ですが、分子量が2万と大きいため吸収されない可能性が高いと言えます。

グルコサミンの場合は分子量が200ほどしかないアミノ酸で出来た糖なのでコンドロイチンのように吸収されないことはありません。

アミノ糖は、すぐに血液のなかに取り込まれて腸管に吸収されていく性質があるので、スピードに乗って関節軟骨細胞に取り込むことが可能です。

関節軟骨の細胞に吸収されたグルコサミンは、関節軟骨の曲げ伸ばしに欠かせないクッション成分の産生を促進してくれます。

有名なクッション成分の代表格はヒアルロン酸ですが、グルコサミンはヒアルロン酸だけでなく、コラーゲンやプロテオグリカンも産生することができます。

血液中の白血球のなかにある好中球という細胞にグルコサミンが吸収されれば、関節軟骨を破壊する活性酸素などの痛み物質や炎症物質の働きを抑制することも可能です。

このようにグルコサミンが変形性膝関節症や関節リウマチをはじめとする膝関節症にも効果が期待できると言われるのにもしっかりとした根拠があります。

グルコサミンを積極的に摂取して関節の動きがスムーズになっている人がいますが、そういった人たちはプラシーボ効果だけで改善しているわけじゃないと言えそうですね。

ちなみにグルコサミンが血管内皮細胞という細胞に吸収されると血管の弾力を向上させる働きもあるようで、動脈硬化などの予防につながることも分かっています。

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